現在の問題点
ひまわりの利用者の平均年齢は78歳であり、自宅と病院間の輸送だけでは利用者の安全の確保が困難になってきております。そして、新規導入される人工透析の患者の年齢は、毎年、高くなっていて、要介護の透析患者も増えています。ところが、介護保険制度では、要介護の認定を受けた透析患者は、病院内での介護を介護保険の適用外としている自治体が多いので、介護保険制度を使って、病院内での介護を依頼することが困難であります。
ひまわりのサービス
介護保険制度など公的制度を使うことができないすき間のサービスとして、病院内における移動や更衣等の援助が必要な人のために、見守りと称する介助人を派遣したり、病院への送迎サービスを実施しております。
ひまわりの体制
ひまわり発足時点では、徒歩同行とか自家用車で送迎を始め阪神ブロックの資金から車1台ご寄贈を頂き、日本財団、木口財団、24時間TV、年賀寄付金、その他、送迎用福祉車両をご寄贈頂ける団体に、毎年数件助成申請を提出して、現在所有の12台の福祉車両中6台が、寄贈を受けた車両で送迎サービスを実施しております。
また、安全運転研修・救急救命・透析患者への接し方や注意点などの研修を実施し、送迎業務への意識を高めることで安全な運行を行っております。そして、毎月の運行状況を報告し、問題点を解決していますし、ボランティア同士の意思の疎通を図り親睦を深めることで安全な運行を行っております。
今後の活動の方向性・ビジョン
介護事業所として開設しました「ひまわり介護サービス」も、まる4年を経過して、透析患者さんの通院等乗降介助をメインに活動しています。今後ますます、介護での送迎が必要となりますので、体制を整え対応して行きます。ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
活動の紹介